【2026年最新】iSiP(アイシップ)はなぜ今“熱い”のか — 事業・成長・転職で知っておきたいこと
iSiP(アイシップ)は、独自のAIで新薬候補を設計する「デジタルネイティブ創薬」に挑む2022年設立のスタートアップです。受託スクリーニングは行わず、自社パイプラインでFirst-in-class(世界初の作用機序)の低分子医薬を開発する“Digital Native Pharma(デジタルネイティブ製薬)”を標榜しています。2025年5月にはシリーズAで6.5億円を調達し、AI創薬領域で注目を集める国内バイオベンチャーの一つです。
なぜ今、注目されているのか
iSiPが「熱い」と言われる理由は、独自の技術思想と資金調達の両面にあります。まず2025年5月21日、シリーズAで総額6.5億円の資金調達を発表しました。リード投資家はDNX Ventures(ディーエヌエックス・ベンチャーズ)で、DEEPCORE(ディープコア)も引受先として報じられています。なお、これはシリーズAの単一ラウンドで調達した金額であり、2023年8月のシード期に調達した2.3億円とは別のものです(両者を合わせた累計は約8.8億円)。
技術面での独自性も注目の背景です。同社は、機械学習による分子設計、物理シミュレーション、HPC(High Performance Computing=高性能計算)を組み合わせた独自の創薬基盤「AI創薬3.0」を掲げています。既存の化合物情報や教師データに頼らず、これまで薬にするのが難しかった難標的にも有効な化合物を導き出すことを目指す点が、「iSiP 転職」を検討する人からの関心を高めています。
事業内容をわかりやすく
iSiPの事業は、AIを軸に新薬の「種」となる化合物を自ら設計・開発することにあります。創薬は本来、膨大な候補物質の中から薬になりうるものを探し出す、時間とコストのかかるプロセスです。同社は、この創薬プロセスそのものを最初からデジタルで設計し直す「デジタルネイティブ創薬」というアプローチを取っています。
- AI創薬3.0:創薬の工程を「ヒット化合物の発見」から「リード化合物の最適化」まで複数の段階に分解し、各段階に専用のAIモデルを適用する独自の基盤技術です。AI・機械学習、物理シミュレーション、HPC(高性能計算)という3つの技術を組み合わせている点が特徴です。
- 自社パイプライン開発:他社の創薬を受託するのではなく、自社でFirst-in-class(世界初の作用機序を持つ新薬)を狙う医薬品の開発に専念しています。標的の一例として、Class B GPCR(Gタンパク質共役受容体=細胞の表面で信号を受け取るタンパク質の一種)のような、従来は薬をつくるのが難しかった難標的の低分子医薬に取り組んでいます。
なお、公開されているパイプラインは現時点で前臨床段階であり、ヒトを対象とした臨床試験の段階には至っていません。「AIで創薬プロセスを再設計する研究開発型スタートアップ」と理解するとイメージしやすいでしょう。
会社データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | iSiP株式会社 |
| 設立 | 2022年 |
| 代表者 | 新名 芳有(しんな よしあり)/CEO |
| 本社所在地 | 東京都文京区本郷(※要確認) |
| 従業員数 | 約10名(データベースによる/※要確認) |
| 事業内容 | AIを用いた自社パイプライン型の創薬(独自基盤「AI創薬3.0」による低分子・難標的の新薬開発) |
| 直近の資金調達 | シリーズA 6.5億円(2025年5月21日/リード:DNX Ventures、DEEPCOREも引受先) |
| 累計調達額 | 約8.8億円(シード2.3億円+シリーズA6.5億円) |
| 資本金 | 非開示 |
※本社所在地は、外部データベースでは東京都文京区本郷、日経の報道では「東京・渋谷」と記載があり一致しないため「要確認」としています。従業員数は外部データベース上の値で、公式発表による確定値ではありません。設立年月・資本金・パイプラインの詳細は、正確な最新値を同社の公式発表でご確認ください。
どんな人が活躍する?向いている人
AI創薬は、創薬化学・薬理・分子生物学といった製薬の専門知識と、機械学習・物理シミュレーション・HPCといった計算科学が高度に結集する領域です。まだ前臨床段階で、研究と技術開発の両面が立ち上がっていくフェーズのため、前例の少ない課題に粘り強く向き合える人が力を発揮しやすいと考えられます。一般的な傾向として、次のような志向を持つ方はフィットしやすいでしょう。
- 創薬とAI・計算科学という異なる専門分野の境界で働くことに面白さを感じる
- 教師データのない未知の難標的という、答えのない課題に挑み続けられる
- 受託ではなく自社品で「世界初(First-in-class)」を狙う姿勢に共感できる
- 少人数のフェーズで、幅広い役割を自律的に担うことをいとわない
創薬は成果が出るまでに長い時間を要する分野です。長期の時間軸で難題に向き合える人が活躍しやすい環境だと言えるでしょう。
キャリアの観点(成長機会・働き方)
シリーズAで調達した資金により、iSiPは自社パイプラインの研究開発を加速させる局面にあります。従業員数がまだ小規模とみられるフェーズだからこそ、研究・計算科学・創薬開発・コーポレートなど、さまざまな職種で裁量の大きい役割に挑戦できる機会が生まれやすい時期だと言えます。AI創薬という希少な領域で、事業の立ち上がりを間近で経験できる点はキャリア上の魅力です。
「iSiP 年収」で検索される方も多いテーマですが、具体的な金額は職種・経験・評価によって大きく異なり、確定した水準を断定できる公開情報は限られます。正確な条件は必ず募集要項や選考過程でご確認ください。研究開発型かつ前臨床段階のスタートアップである点も、応募前に押さえておきたいポイントです。
選考・応募で押さえたいポイント
iSiPの選考に臨む際は、次の点を意識すると準備が進めやすくなります。
- 事業と技術思想を理解しておく:受託ではなく自社パイプラインでFirst-in-classを狙う「デジタルネイティブ創薬」と、「AI創薬3.0」の考え方を自分の言葉で説明できるようにしておく。
- 専門性と越境の両面を語る:創薬・AI・計算科学のいずれかを軸に、異なる分野の専門家とどう協働できるかを具体化する。
- フェーズへの理解を示す:前臨床段階かつ少人数の研究開発フェーズであることをふまえ、不確実性の高い環境でどう前進させるかを伝える。
- 最新の一次情報を確認する:募集職種・条件・組織体制は変化が速いため、公式サイトや採用ページで直近の情報を必ずチェックする。
面接で問われやすい観点(例)
研究開発型のバイオスタートアップでは、面接でも「なぜこの領域か」「難題にどう向き合うか」という動機と実行力の両面が見られやすい傾向があります。あくまで一般的な観点ですが、次のようなテーマは整理しておくと安心です。
- 志望動機の深さ:なぜAI創薬なのか、なぜ受託ではなく自社パイプラインに挑む会社なのかを自分の言葉で語れるか
- 困難への向き合い方:教師データのない難標的など、答えの見えない課題にどう試行錯誤して取り組んできたか
- 専門を超えた協働:自分の専門を軸に、創薬・AI・計算科学の異分野メンバーとどう連携して成果を出したか
※実際に問われる内容は、ポジション・求人票により異なります。応募先ごとの具体的な選考・面接対策は、株式会社シュリオールの無料キャリア相談で個別にご一緒します。
まとめ
iSiPは、独自のAIで新薬候補を設計する「デジタルネイティブ創薬」に挑む2022年設立のスタートアップです。機械学習・物理シミュレーション・HPCを組み合わせた「AI創薬3.0」を掲げ、受託ではなく自社パイプラインでFirst-in-classの低分子医薬を狙っています。2025年5月にはシリーズAで6.5億円を調達し(リード:DNX Ventures)、DEEPCOREも引受先として名を連ねました。パイプラインはまだ前臨床段階ですが、だからこそAI創薬の立ち上がりを担える希少なタイミングとも言えます。応募を検討する際は、本記事の一次情報にあたりつつ、最新の募集要項をご確認ください。
出典(URL一覧)
- 日本経済新聞「創薬AIのiSiP、6.5億円調達 新薬開発工程を効率化」:https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC2077F0Q5A520C2000000/
- DNX Ventures 公式note「新規シリーズA投資|iSiP」:https://note.com/dnx_vc/n/n357cde3b02f9
- ASCII STARTUP「iSiPが挑む『デジタルネイティブ創薬』の現在地」:https://ascii.jp/elem/000/004/279/4279940/
- iSiP 公式サイト(会社概要):https://corp-isip.com/jp/company
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